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​あやとりのお知らせやトリミングの豆知識など様々な情報をお伝えします。

父の仕事がスタート!



ボードの父の仕事が始まり、初日は弟を連れて私も現場仕事を手伝いました。


さすがにボードを貼る仕事はできないので、あまりできることがないんじゃないかな~と心配でしたが、しっかり仕事して汗だくになってきました。



ボードを貼る前に、壁との隙間に防音材を入れていきます。


グラスウールというガラス繊維でできた分厚いコットンのようなものがビニールに入っていて、それを壁や天井に敷き詰めるのですが、入れたり切ったりしていると繊維が舞って汗をかいた肌にくっついてかゆい!!

とても細かい繊維なので拭いても取れず、ずーっとチクチク。


弟とかゆいかゆいと言いながらやっていたのを、シャワー浴びるまで取れんぞと父は笑っていました。


シャワー浴びても取れませんでしたが(笑)

父はよくグラスウールはかゆいと話をしていましたが、気持ちがわかりました・・・。




防音対策もバッチリです!






朝の作業開始からstudio grappeの江崎さんが来てくれました。


壁の補強部分の板を仮止めしている弟を手伝っていただき、教えてもらっていました。

そのまま働かせてもらえばいいのですが。



私と打ち合わせをしているときに父が貼ったボードを見て、父の仕事について話をしてくれました。






ボード同士の境目にはテープを貼るそうなのですが、ネジを内側に打つとテープから出てしまい、その後の工程でパテを塗ったときにネジの部分が盛り上がってしまうんだそうです。


ですが、ボードの端にネジを打つとボードが割れてしまいやすいので、内側に打ってしまう人が多いそうです。


それを父はきちんとテープに収まるように端のほうにネジを打ってくれていると。



そして、ボードを貼る順番ですが

普通下から上に積み重ねるように貼ると思いますよね。

わざわざ上から押さえて貼るの大変ですし。


実際そのようにしてる人が多いみたいです。


ですがそれだとパテを塗るときによくないようで、上から貼るようにお願いするそうです。





父はそれを言われなくてもやってくれている。

貼り方を見てもとてもいい仕事をしてくれていますね、と教えてくれました。



父は中学生のころからこの仕事をしているので、50年くらいになるでしょうか。

さすが。熟練の技は違うんですね。


自分の仕事だけではなくその後の工程のことも考えて仕事をする。

こうやって父の仕事を間近で見れて、江崎さんに教えてもらえて仕事へのこだわりを感じました。



職種は全然違いますが、私も職人です。


ですが「造る」という点では同じで通ずるものがあり、よく職人トークを父としていました。

私のこだわりの強さもきっと父譲りなのでしょう。


いい仕事をすると同業者の方が言っていたのがすごく嬉しくて自慢です。



私の父も造ったお店、できあがりが楽しみで仕方ありません!



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