近年では医療技術が発達し、ペットの寿命も長くなりました。
飼い主さんの飼い方への意識が高くなったことも理由の一つだと私は思います。
「ハイシニア」「超高齢犬」なんてワードも出てきました。
以前の職場は動物病院のトリミングサロンだったので、高齢のわんちゃんが多くご来店いただいていました。
立てなくなってしまって寝たきりの子や、心臓の疾患で必ず健康チェックをしてからトリミングをする子など普通のサロンではなかなか預かれない子も、場合によってはトリマー二人で保定しながらトリミングしていました。
一般にわんちゃんは7歳からがシニアと言われていますが、私からみたら7歳なんてまだまだ若い!
10歳でも元気、13歳でも衰えを感じない子がほとんどです。
一緒に過ごしているご家族は寝る時間が増えたり食が細くなったりと変化を感じるかもしれませんが、トリミングに関しては7歳は十分できる年齢だと思います。
ただ、高齢になるにつれて病気になりやすくなるのは事実なので健康診断は毎年やってあげてくださいね。
寿命が短いぶん進行が速いのか、病状が出て診察したときには手遅れの状態だったという場面をたくさんみてきました。
治療しないで治る病気は少ないです。
わんちゃんがつらい、苦しい思いをしないようにわんちゃんの健康状態はしっかり把握しておきましょう。
シニアのわんちゃんにはおっとり優しい雰囲気があってかわいいですよね♡
ぼーっとしてむにゃむにゃしているところや、なでると嬉しそうに頭をあげてくれるところも、関節がまがりづらくてひょこひょこ歩きになってしまうのも見ていてほっこりします。
トリミングに長く通ってくれるわんちゃんはあまり立てなくなってもトリミング中は頑張って立とうとしてくれる、そんな健気な姿にウルっとしてしまいます。
寝かせてカットしているといつのまにか眠ってしまって、お顔カットの時に首に力が入っていなくてくにゃくにゃになっていると安心してくれてるんだなとまたほっこり。
寝てる時の目がまたかわいいんですよね♡
そしてなにより、シニアのわんちゃんを大切に大切にしているご家族にとっても心が温かくなります。
冬はふかふかの毛布でくるまって来たり、わんちゃんのペースでゆっくりお散歩してたり、愛されているわんちゃんを見て私まで幸せになります。
できるだけ長く元気でいてほしいと思う瞬間ですね。
シニアのわんちゃんがかわいいとはいえ、トリミングはかなり注意が必要です。
その子によって違いますがいろんなことに気を使わないとトリミング自体が難しくなります。
次回は、動物病院のサロンでだからこそ身に着けれたシニア犬のトリミングについて書いていこうと思います。
トリミングサロン あやとり
愛知県春日井市勝川町4-176 CASA21 1-A
☎0568-44-2603
OPEN 9:00~18:00
CLOSE 水曜日・第1,3木曜日
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