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​あやとりのお知らせやトリミングの豆知識など様々な情報をお伝えします。

わんちゃんにとってのトリミングとは

トリマーは技術職です。

手作業でわんちゃんをきれいにする、プロで職人です。


手を動かす技術職って、手と目はいつも忙しいのですが頭と耳と口は暇なことが多いです。


なのでプリンスで働いてた時はよくスタッフ同士でおしゃべりをしていて、それがトリマーの仕事としてもプライベートでもとてもいい時間だったので、これからのお店はひとりというのがちょっと寂しく思っています。


これからの私のお話し相手はわんちゃんです。

いっぱい私の話を聞いてもらいます。



ひとりで黙々と作業をしているときは、頭の中でいろいろ考えています。

長く続けているとそういうところからこだわりだったり自分なりの考え方が固まってくるのかなとふと思いました。


頭の中を披露する機会なんてなかなかないので、今回は私のトリミングの考え方について語らせてください。





早速ですがわんちゃんにとってトリミングとは、人で例えるとなんだと思いますか?


実際、お店が「トリミングサロン」や「犬の美容室」などというからか人の美容院と比べられることがとても多いです。


わんちゃんのトリミングは月に一回が理想です。

人の美容院と比べるなら、多いほうですよね。

私は2~3か月に1回です(笑)



でも人は毎日お風呂に入ります。

毎日服も着替えて洗濯するし、ブラッシングもできます。

人は自分で清潔を保つことができるんです。


わんちゃんは人とはターンオーバーの速度が違ったりで毎日お風呂に入る必要はありませんが、全部自分ではできませんよね。



健康に生きる上で清潔を保つことはとても大切なことです。


たまにTVで、体はがちがちの毛玉に覆われて、糞や尿はつき放題、爪は伸びっぱなしで指の骨が変形してしまっている飼育放棄の子を見ます。

人の手がないと、最終的にそんな状態になってしまうんですね。


私自身も、同じような状況の子をトリミングしたことが何度かあります。

毛玉は毛同士で絡まっているので引っ張られている状態です。

放置すると汚れや摩擦でさらに大きくなり、どんどん引っ張られてわんちゃんが動いていなくてもかなり痛いんです。


そして鎧のように固まった毛はたとえ短いバリカンでつるつるにするとしてもかなりの技術力が必要になります。


毛玉が皮膚を引っ張り、そこにバリカンが入ってケガさせないように細心の注意を払いながら、

通気性が悪く、洗ってもらうこともないので荒れて弱くなった皮膚を傷つけないように。


わんちゃんも毛玉で引っ張られるので痛いのを我慢してくれます。

でもトリミングの大切さを身を持って知っているのか、とてもおりこうさんな子が多いのがまた悲しい。


全身の毛玉が取れると、全然動かなかった子が元気いっぱいはしゃぎだして、ずっと痛いのをがまんしてたんだなーと心が痛くなります・・・。


毛玉が取れて一件落着♪ではありません。

毛玉によって血行が悪くなっていたのが、バリカンで取ったことで一気に血が流れて赤く、かゆみを伴います。

皮膚疾患も一度なったらなかなか治りません。



飼育放棄という最悪な状況の例ですが、あまりトリミングに来ない子はやっぱり皮膚などの健康状態が悪くなりやすいです。

人もお風呂に入らず、服も洗濯しないでいるとすぐに病気になってしまいますよね。



もちろんお家でシャンプーカットができたらお店に行く頻度も少なく済むと思います。

でも・・・



汚れはちゃんと落ちていますか?


洗ってあげても汚れが残っていたら意味がありません。

わんちゃんのべたついた皮脂は菌の大好物。

皮膚疾患の原因やにおいのもとになります。



毛玉は残っていませんか?


毛玉が残った状態でシャンプーすると汚れが落ちにくく余計に毛玉が固まり、さらに毛を集めるので毛玉を育てることになります。

乾いた状態でドライヤーを当てて皮膚が見えるか、毛の一本一本が独立しているかが目安です。



嫌がるわんちゃんを無理やりやっていませんか?


わんちゃんにとって一生あるトリミングが嫌いなものになってしまうと、ストレスはとても大きくなります。

やり方次第でわんちゃんは怖い、嫌と思わず、落ち着いてやらせてくれるようになります。


たまにお家のお風呂で、シャワーに対してものすごく歯をむき出して威嚇する子の写真が面白おかしくSNSで載っていたりしますが、顔にシャワーをかけられるのを異常に嫌がる子が結構います。

憶測ですが、鼻に水が入って痛い思いをしたのがトラウマなのかなーと。

「鼻に水が入ったから痛い」なんてわんちゃんに理解できるわけもなく、「顔のシャワー痛い」と思ってしまいますよね。

シャワーの勢いが目や耳に近いと怖がる子もいます。



私たちトリマーは、専門学校に通って毎日同じことを繰り返し習ってトリミングを体で覚えました。

わんちゃんの汚れや毛玉、抜け毛は絶対に残さないように叩き込まれたし、表情や動きを見ていろんなことを判断します。



それがプロです!

お金をいただきますが、みなさんができないことを代わりに私たちがやるのです。

リラクゼーションではなく、衣食住の「衣」


なので私はトリミングは「看護」とか「介助」とか「子育て」に近いのかなと思っています。




わんちゃんは自分でできないことがとても多いです。

「人が絶滅した世界で、次に絶滅するのは犬」と言われているほどわんちゃんは人がいないと生きていけない生き物になりました。



ごはんは自分で用意できないし、体調が悪くても伝えられない、お風呂も自分で入れません。

わんちゃん飼いたいという人がいたら私は、「一生1~2歳の子供を迎え入れるつもりで飼うんだよ」と必ず伝えています。


飼い始めた後で「時間がない」「お金がない」などと言って手がかけられず、健康でいられない悲しい子が少しでも少なくなればいいなと日ごろ暇な頭で考えていました。




ちょっとヘビーな内容でしたが読んでいただきありがとうございます!

ヘビーな分どう書けばいいか難しく、書き足しては消してを繰り返していましたが読めましたか・・・?


文才が欲しいなー、もっと言語化能力があったらなーと常々思っています。

本読もうかな。苦手だけど・・・。

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